道端に・・・その2
すっかり日差しが強くなり、外に出るときにはサングラスが欠かせない(というかないと目が痛い+眩しくて見えない)季節になりましたね。
ところで、先日、活動先に行こうと家を出て歩いているときのこと。
すぐ後ろで、”ドスン”と何かが落ちた音が・・・?
何だろうと振り返ってみても特に何もない。
念のためキョロキョロと見回してみると・・・
いました!音の正体!!
近づくと甲羅の中に引っ込もうとするので、少し近づいてとってみました。
リクガメがいるとは図鑑で読んでたから知ってたものの、何もこんな枯れた大地に普通にいるとは。
図鑑にはLevantine tortoiseと書いてあったので、レバノンリクガメなのか〜と思って居たが、後々調べて見ると、どうやらギリシャリクガメの仲間らしい。日本語のwikipediaにはアラブリクガメとも書いてあった。この種を含めてギリシャリクガメは何と、レッドリストにてvulnerableに指定されている。(ver. 2017-3)
vulnerableとは日本語の絶滅危惧種分類でいうと、危急種という分類で、ちょっとした生息環境の変化により絶滅する危険性が高い種のことをいう。
食べ物は、果物や木の葉、花らしい。もしかすると、サボテンも食べるのかな?
何気ないところで希少種に会えたんだな〜。もっと観察しておけば良かった・・・。
ところでこのカメは、段差の高いところを歩いていて、そこから落っこちた模様。
甲羅が割れなくてよかったね。
いっつも動物を見るのは活動先に行く途中なのでじっくり観察したりできないのが残念。
と言ってもあれか、動物もやっぱり涼しい時間帯に動いて、暑くなる頃には涼しい場所に避難しているのかな。
と思いながら帰りも毎回なんか居ないかな〜と探してしまう日々。トカゲはよく見かけるけど、すばしっこくて逃げてしまうのでなかなか写真に収まらない・・・。
Comment
初めまして。レッドリストに掲載されている動物が、普通にいるんですね。すごいです・・。今週の新聞では、動物園が取り組む種の保存について特集がされていました。本校の生徒は関心を持って新聞を見ていたので、こちらの「ペトラ日記」を授業で見せたところ、子供達は喜んで見ていました。
初めまして、ご覧頂きありがとうございます!
授業で生物多様性なども扱うんですね!私が子供のころはまだそういった取り組みが少なかったので羨ましい限りです。
こちらでは残念ながら身の回りにいる生き物が希少であると知っている生徒はほとんどいません。(大人も含めですが…)そのため、まずは身の回りの環境に感心を持ってもらう事から活動をしています。
ご返信ありがとうございます。授業では、生物多様性のほか、多様な意見があること、多様な立場から多様な意見が生まれること、そして、それらをもとに、自分の意見を根拠を持って述べることなどに取り組んでいます。そのためには、国内だけではなく、世界にも目を向けて、知ること、考えること、積極的に進めています。このあと、こちらのブログを、私自身のヨルダン訪問の発見の参考にさせてもらえたらと思っております!
立場や国により1つのものでも、様々な意見があると、子供のころから知ることができる授業は素晴らしいですね!
自分にとっての当たり前が当たり前でない事を実感する毎日です。
ヨルダンは良い意味でも悪い意味でも日本と全く違う国です。ぜひ訪問してそれを感じて、mattun さんご自身はもちろん、子供たちにも伝えて頂ければ何よりです。
「当たり前が当たり前でない事」、貴重な言葉だと思います。普段の私たちの当たり前も、当たり前ではなく、常識も、実は個々によって常識では無い。そんなことを世界は感じさせてくれます。グローバル化がさらに進む日本にとって重要な感覚だと思います。そんなことを、ヨルダン訪問で感じて、自分自身変わって行けたらと思います。