ペトラ遺跡へ・・・
いよいよペトラ隊員として、この記事を書くときがやってきました・・・
実際に行ったのは少し前ですが😅
決して遊びではありません・・・ヨルダンのことを紹介し、相互の理解・親善に努めるのも重要な仕事の内!!
そう心の中で言い聞かせていざペトラ遺跡へ!!業務が終わって一度家に帰って行けるってのがとっても良いです♪(業務が終わるのは15:00)
いざペトラへ・・・
ペトラ遺跡に入場できるのは夕方の18:00まで。インディージョーンズの映画で有名なエル=ハズネまでは遺跡の入口から約徒歩30分なので、往復と少しのんびりできる時間は十分にあります😀
チケットセンターでチケットを購入し、シーク(السشق)の入口までは徒歩もしくは馬か馬車(馬&馬車は入場料に含まれていると主張してきますが、乗ると後でチップを要求してくるらしい。まぁ少しの額なので、乗りたい方もしくは極力体力を温存したい方は乗っても良いかも!?)
その後、どんどんと歩いていきます・・・
こんな道がずっとエル=ハズネまで続くので、正午くらいを避ければ涼しく進むことができます。ただし、水分はいっぱい持って行ってください。ペトラ遺跡の中にお店はあるにはありますが、数も少なく、外よりも高いので!!
左端が馬車の持ち主のベドウィンの方で、お客さんを乗せて往復している。そのため・・・道には点々と馬糞が続いているので、場所によっては風に乗った馬糞の香りが😵😵
あたりの景色に見とれて踏まないように気をつけてね笑
こんな狭いところもあります。
周りの岩壁は、砂岩が自然に削れてできた壁で、古代の民族ネバタイ人が住んでいたそうな。
なんとなく、風で削りとられていったんじゃないかなぁ。(推測なので、あくまでも)
そんな古代人へ想いを馳せながら歩いていると、パカラ、パカラ、パカラ・・・と前後から馬蹄の音が響く。壁が高いからよく反響します。
そして画像左側には見えにくいですが、馬糞が点々と・・・
これもお国柄なんでしょう、誰もそんなこと気にしている風はありません。なんといっても僕の通勤経路にも定期的に新しくなる馬糞が点々と落ちているくらいだから・・・
場所にもよるけども、日本にいた頃は石畳の道ってあんまり歩いたことがなかったから「結構歩きにくいもんだなぁ」と感じます。でもこれも外国に来た感があって良いのかもしれない。
時々行き交う馬の足音、周りの風景、ほとんど見ないアジア人。自分がマイノリティって感じることあんまりなかったけれどヨルダンに来るとまさにマイノリティです。
そして、さっきのツアーの人たちもおそらくアジア方面の人たちだったと思うんだけど、皆英語ができる。(ガイドの説明が英語だったから)日本語ガイドなんかがいたら(旅行会社のではなく)もう少しペトラにも日本人が増えるのかな。とも思いつつ、それより日本人が英語を喋れるようになれば良い話か。とも思う。
そんなことを考えながら歩いていると・・・・・・・
お待ちかねの『地球の歩き方』で見た風景が!!
入口を狭くして奥にバッと広がるやつ、何効果っていうんだっけな。とか考えて、そういえば茶室も同じ効果を狙ってわざと入口を狭くしてるんだよなー。と思わぬところに日本との共通点を発見。
とはいえこちらは自然の産物(半分は)なのだけれど。
何とか効果にますます期待が膨らむ風景、早く見たいような、このままここで見てても良い絵のような。
道は狭いので、後ろがつかえてさっさと先に進みました。。。
エル=ハズネとご対面
勿体無いけど先へと進み、本日の目的、エル=ハズネとご対面!!
「ちょうど良い位置にラクダがいるなぁ。」と思って写真を撮っていると、何と観光客を乗せて、エル=ハズネの前で写真を撮れるという商売のため、待機しているラクダさん達でした。
ちなみにエル=ハズネは季節にもよりますが、朝7時頃にちょうど日が差し込み、良い感じに照らされるようです。旅行に来られる際のご参考に・・・
エル=ハズネの向かいに売店とお茶屋さんがあり、そこでちょっと休憩してしばし眺める。すると、ベドウィンの方達が寄って来て、「どっから来たんだ?日本か?」、「上からエル=ハズネを見下ろせる絶景ポイントにガイドしてやるよ」などと話しかけて来る。彼らは巧みに英語を操る。。。「やっぱ語学って使わないと使えるようにならないよなぁ。」と変なところに関心しつつ、「いや、今日は良いや」と返事をして元来た道を出口に向かって歩く。
今度はペトラ・バイナイトへ
実はこの日はペトラ・バイナイトという夜のペトラ遺跡を堪能できるイベントがあるので、一度外に出て入り直そうと思っていたのです。(日中のペトラ遺跡の料金とペトラ・バイナイトの料金は別)
家に一旦帰り、軽く夕食を済ませて再入場。この時、何だか日本人の友達がいる(JICA専門家らしい)というビジターセンターのマネージャーらしき人と顔見知りになった。(その後何度か遭遇)いざペトラ・バイナイト。
先ほど通って来た道は全てロウソクの灯りで照らし、幻想的な道になっている。しかも、空には満天の星!
岩壁と星の風景はいかにも異国情緒に溢れ、ペトラ・バイナイトを考えた人、中々の仕掛け人だな。と感動する。
そしてエル=ハズネでメインのイベントが行われていた。
たくさんのロウソクに照らされ、赤く染まるエル=ハズネ。そしてその前でベドウィンの方が民族楽器の笛とウードの演奏をする。それを座りながら聴く。。。とサービスでシャーイが配られる。
ショーが終わると、今度は色々な色でライトアップ
感想
テレビの中継も来ていて(毎回かは不明)大層力が入っているなぁと思う。もしかしたらTVは外国の取材とかかもしれないけど。
そして、ショーももちろん良いけど星空も本当に綺麗で、ぜひ見に来てもらいたい景色です。
ショーの合間に撮った星空。
以上、そんなこんなで満足な初ペトラからでした。
ちなみに、職場の人にエル=ハズネって昔の宝物殿何だよね?って聞いたところ、「めちゃくちゃ古い銀行だよ」っと味も素っ気もない答えが・・・
ペトラ遺跡情報
入場料
- (昼):50JD/1日
- 55JD/2日
- (夜):17JD
時間
- (昼)6:00〜18:00(季節によって異なる)
- (夜)20:00〜
ペトラ・バイナイト
- 月・水・木
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