環境教育の授業ペトラ
すっかり更新がご無沙汰で、生きてるかーっという声も聞こえてきたので更新。。。
というのは冗談で、22日に予定していた授業のことを書きたいなーと思ってそれまで
更新を我慢してました。(ボランティアの様子をたまには書いてくれと言われていたので笑)
さて、待ちに待った22日、中学校で授業をしてきました!
場所は町の中心から少し丘を上ったところにある、女子校。
ここへは何度かきたことはあったのですが、いざ授業となるとドキドキでした。
遅ればせながら初となる授業は、「リサイクル工作とゴミの分解年数クイズ」環境教育隊員にはおなじみですね。
本当はもう少し段階を踏んでからやりたかったのですが、学校側からリサイクル工作を授業でしてほしいと
要望があったので、要望に合わせて内容を変更しました。(当初は3Rの授業をしてからにしたかった)
今回の授業の概要は以下のとおり
- 軽い自己紹介
- 今日の授業内容の説明
- リサイクル工作の例の紹介
- 実際にリサイクル工作をやってみる(空き缶で灰皿とペットボトルでプランター作り)
- なぜリサイクル工作をするのか・・・
- ゴミの分解年数クイズ
この内容で、原稿と説明用パワポ、リサイクル工作のサンプルを作り、前の週にカウンターパートと軽く打ち合わせを行いました。
そして生徒には工作をしてもらうのでハサミと空き缶を用意してほしい。と告げ、いざ当日学校に行きます。。。。
ちなみになぜ空き缶で灰皿作りを中学生に教えるかと言うと、この国のポイ捨て率はほぼ100%なので、子供が作ったものを家に持って帰ってもらい、渡せば少しは使ってくれたりするんじゃないだろうか。と考えたから。
当日は、まず校長先生にあいさつに行き、2時間目に中学1年生の生徒20人を前に授業を行うことになりました。
場所はスライド映写機がある図書室です。ここの学校の図書室には司書さんもいて、図書室はかなり綺麗な方と感じる。
教室で準備をする段階になり、生徒はハサミと空き缶を用意してるんだよね!?とカウンターパートに聞いてみる。
すると・・・案の定というか、用意していないことがわかり、急遽学校で空き缶探し💦
数が足りないので、ペットボトルも使う。(ペットボトルで同じ作り方でプランターを作れる)
結局ハサミの数も足らず、グループで一つ作ってもらうことに変更しました。
(なんとなーくそうなりそうな気はしていたので、今まで貯めに貯めた自宅のペットボトルを持ってくればよかったと後悔)
授業開始
そしていざ授業開始。
はっきり言って僕のアラビア語は拙すぎ、あんまり伝わらないので、カウンターパートが通訳がわりをしてくれる!!
自分で授業ができればそれはそれで良いんだろうけど、僕も2年の任期の後は彼らが仕事として継続してくれる可能性を考えると、この形は逆にベストなのだろうか。。。と考えながら、良いカウンターパートに感謝&アラビア語のできなさを恥じる。
事前にカウンターパートには原稿を渡して、内容を理解してもらっていたので、そんな形でも授業はスムーズに進み、本当に感謝とともにホッとした。
リサイクル工作
一通りの説明を終えて、作ってもらう。
しかし、子供達はあまりハサミの扱いに慣れていないのか、思いの外時間がかかる。
ゴミの分解年数クイズ
後半、残り時間10分となり、やっとゴミの分解年数のクイズに入れた。
ここでも、本当は5分くらい考えてもらい、答え合わせをしたかったのだけれど、時間がないので、ゴミのスライドを見せて、「これは分解に何年ぐらいかかるでしょう?」
生徒たちは口々に思い思いの分解にかかる年数を答え、正解を表示すると言う形式に。
それでも、反応はとても良く、ゴミが分解に長い年数を要することが伝わったんじゃないかなぁ。と考えている間に授業はあっという間に終わった。
なんとか授業をやった。ところまでは来たので、次回はこの教訓を生かしてペットボトルと缶を大量に貯め込んでおこう。と心に決意!
ちなみに、ゴミの分解年数はあくまで目安で、置かれた環境下で大きく異なるものの、調べるのに色々なサイトなどを参考にした。その一覧をまとめて見たので、もし授業などで使いたい方は参考にして見てください。
ゴミが自然界で分解されるのに要する時間(目安)
- ペーパータオル 2~6週間
- オレンジやバナナの皮 2~5週間
- 新聞紙 2〜6週間〜
- ワックス加工された紙パック 3ヶ月
- 生ゴミ 3ヶ月
- マッチ棒 6~12ヶ月
- ベニヤ板 1~3年
- ウールの靴下 1~5年
- タバコ 5年(10-12年)
- ガム 5年
- ナイロンの生地 30~40年
- ブリキ缶 50年
- 皮革 50年
- ゴム長靴の底 50~80年
- 発泡プラスティックのブイ 80年
- 王冠 150年(ビンの)
- アルミ缶 80~200年
- プラスティックゴミ袋 10-20年〜
- プラスティックコップ 200~450年
- 紙おむつ 450年(おそらく吸水ポリマーのせい)
- 乾電池 500年
- モノフィラメントの釣り糸 600年
- ガラス瓶 永遠(100万年)
- タイヤ 永遠
<引用>
・The Greenest Dollar http://www.thegreenestdollar.com/2009/05/how-long-our-garbage-lasts/
・Be Green Packaging
https://begreenpackagingstore.com/blogs/news/7873165-how-long-does-it-take-for-trash-to-decompose
more LIFE STYLE
http://www.more.com/lifestyle/culture-causes/landfill-how-long-does-trash-really-last
Science Learning Hub
https://www.sciencelearn.org.nz/resources/1543-measuring-biodegradability
U.S. National Park Service; Mote Marine Lab, Sarasota, FL and “Garbage In, Garbage Out,” Audubon magazine, Sept/Oct 1998.)
http://storage.neic.org/event/docs/1129/how_long_does_it_take_garbage_to_decompose.pdf
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